自動車教習所の役割を知っておきましょう

初心運転者の育成を行なう指定自動車教習所

自動車の運転免許を取得する方法には
2通りあります。

 

指定自動車教習所を卒業する方法と
一発試験に合格するものです。

 

一発試験は各都道府県の公安委員会が
行う免許試験で合格するのは至難の業です。

 

自動車を操作する能力、危険予知、法令遵守
が高いレベルで出来ていなければ合格しません。

 

厳しい理由は、公安委員会が行う運転免許試験に
合格した初心運転者が事故を起こしてはいけないからです。

 

一方、公安委員会が指定する指定自動車教習所は
技能試験が免除されます。

 

指定自動車学校を卒業出来れば
技能試験が免除されるという特典があります。

 

だからといいて自動車教習所での免許取得が
簡単すぎる訳ではありません。

 

指定自動車教習所には技能試験が免除される
特典がある代わりに大切な社会的使命があるのです。

 

それは、安全で良識ある初心運転者の育成です。
マナーが良く事故を起こさない卒業生を育成しなければなりません。

 

公安委員会が指定自動車教習所に期待すること

各都道府県の試験場で行われる一発試験が
自動車教習所を卒業するより難しい事に疑問を感じるかもしれません。

 

しかし、どちらも安全で良識ある初心運転者
だけに運転免許を取得させる目的は同じです。

 

一発試験では厳しい採点基準の運用で
優れた運転者に免許を与えます。

 

指定自動車教習所では教習カリキュラムにより
優秀な初心運転者を育成するのです。

 

指定自動車教習所では、運転に必要な

  • 法令上の知識
  • 運転に必要な基本的な操作
  • 実際の道路における運転操作
  • 状況に合わせた危険予測

を教習しその使命を達成しているのです。

 

公安委員会は

  • 道路での危険を防止する
  • 交通の安全と円滑を図る
  • 道路の交通に起因する障害の防止を図る

ために、安全で良識ある初心運転者の育成を
指定自動車教習所に期待しているのです。

 

自動車学校の歴史から見る役割

自動車教習所は運転免許制度が始る前の
1919年(大正8年)に存在していました。

 

1915年(大正4年)に鈴木靖二氏が設立した
東京自動車学校が発端だとされています。

 

当初は内務大臣が指定する教習施設などが
技量証明書を発行し運転免許試験を免除する制度でした。

 

1948年(昭和23年)には、道路交通取締法
の下で指定自動車訓練所が制度化せれました。

 

都道府県知事から指定された自動車訓練校が
発行する証明書をもって運転免許試験を免除する事になりました。

 

当時は技能試験だけでなく
学科試験も免除されていました。

 

そして、1960年(昭和35年)に道路交通法により
指定自動車教習所に制度変更されます。

 

運転免許試験のなかで、
技能試験のみが免除されるよう変更されました。

 

全国統一で運用されるようになり、
施設、指導員、運営方法など詳細な設置基準が設けられたのです。

 

その後、自動車の普及とともに
交通事故が増加し続けました。

 

増加し続けた交通事故を防止するために
制度変更を繰り返します。

 

戦後の日本の経済急成長には、
自動車産業、道路交通の発展が大きく寄与しています。

 

しかし、道路交通の発展は同時に、
交通事故や公害という問題を発生させました。

 

とりわけ、初心運転者が急増した時代には
初心運転者による事故も深刻化したのです。

 

初心運転者の殆どが指定自動教習所の卒業生
だということから初心運転者の育成に重点をおかれました。

 

その結果平成11年の初心運転者事故率が970件
に対し、平成20年度は480件に減少しています。

 

平成11年度

平成20年度

差異

初心運転者による事故件数(件)

970

480

−490

初心運転者数(人)

41,057

32,201

−8,856

教育機関としての役割とサービス業としての立場

指定自動車教習所は歴史的にも
社会的使命を義務付けられ実績を残してきました。

 

これから先もその責務を果たしていくことが
社会的にも強く望まれる事です。

 

しかし、その反面自動車教習所は
サービス業としての一面も持ち合わせています。

 

運転免許を取得しようとする人たちは
自動車教習所を選ぶことが出来ます。

 

人気のない自動車教習所はたちまち
経営が悪化してしまいます。

 

教育機関とサービス業の両面を併せ持つ
自動車教習所は高い指導能力が求められます。

 

免許を取得する側も指定自動車教習所の
併せ持つ2つの立場を知って教習所を選びたいものです。

 

初心運転者の育成だけでない指定校の役割

法定講習の実施

指定自動車学校では初心運転者の免許取得だけでなく

  • 安全運転管理者等講習
  • 免許取り消し処分者講習、免許停止処分者講習
  • 免許取得時講習
  • 初心運転者講習
  • 免許更新時講習
  • 高齢運転者講習
  • などの法定講習も実施しています。

     

    法定講習とは免許更新時に
    運転者の安全意識を高めるため行われます。

     

    交通事故をおこした人や
    違反者の改善のため講習を義務付けるものです。

     

    ペーパードライバー等の運転練習

    自動車学校では免許取得後長期にわたり運転していない
    ペーパードライバーの為の練習を実施しています。

     

    パーパードライバーがいきなり道路で運転のは
    不安で危険性が高いものです。

     

    自動車教習所の環境は、ペーパードライバーの人に
    安心して安全に運転が練習できるものです。

     

    地域の交通安全推進活動の実施

    指定自動車教習所は地域の警察者や
    交通安全協会と強く結びついています。

     

    こうした機関と連携して教習所の一日開放を行い
    交通安全に関する催しを実施しています。

     

    幼児や児童、高校生や高齢者などを対象に交通安全教育を
    実施して地域の交通安全推進運動を行っています。

     

    こうした地道な活動を通じ交通安全活動を
    行って行くのも大きな役割なのです。

    格安で安心して運転免許を取得しよう!