元教官がお伝えする正しい運転とは

正しい運転姿勢

運転姿勢は大切です!

自動車教習所での1段階。
正しい運転姿勢を学びます。

 

この運転姿勢はとても重要なことを
知っていますか?

 

「教則にも大切なことが載ているし、指導員がうるさいから・・・。」
くらいの気持ちで、渋々運転姿勢を保っている人も多いものです。

 

でも正しい運転姿勢は一生涯事故を
起こさない運転をするため重要なものなのです。

 

交通事故の真因

毎日の様に発生している交通事故の
本当の原因を知っていますか?

 

例えば追突事故を起こした場合、
ブレーキが遅れたからという理由をよく聞きます。

 

結果的にはブレーキが遅れ停止できなくて
追突したのですが、本当の原因は他にあることが多いのです。

 

では、ブレーキが遅れたのは何故でしょうか。

  • 前方の停止車両の発見が遅れた
  • ブレーキを踏むまでに時間がかかり過ぎた

などの理由が考えられます。

 

そして、更に前方の車両の発見が遅れた原因は
脇見、考え事、居眠り運転などが考えられます。

 

ブレーキを踏むまでの時間については
運転姿勢が正しくないケースが多いものです。

 

このよう交通事故の原因を突き詰めて
考えると意外なところに真の原因があるのです。

 

そして、交通事故の真因には運転姿勢が
正しくなかった為に発生したものが多くあるのです。

 

運転姿勢が悪いと事故発生率が上がる!

運転姿勢の悪さが交通事故を招く
なんて信じがたいことかも知れません。

 

そこで、少し固い話ですが反応時間
や停止距離という言葉を思い出してみましょう。

 

自動車を運転中、危険を察知して停止するまでの
距離を停止距離といいます。

 

停止距離=空走距離+制動距離となります。
反応時間=反射時間+踏み替え時間+踏み込み時間です。

 

反応時間とは運転者が危険を感じてから
ブレーキが効き始めるまでの時間です。

 

反射時間は0.4〜0.5秒位で運転者が危険を感じ
アクセルペダルから足が動き始める時間です。

 

踏み替え時間は0.2秒くらいでブレーキペダルに
足が乗るまでの時間です。

 

ブレーキを踏み込んでブレーキが効き始めるまでの
時間を踏み込み時間といい0.1〜0.3秒くらい必要です。

 

従って反応時間は0.75秒くらいです。
空走距離はこの反応時間に走る距離をいいます。

 

空走距離=反応時間×自動車の速度
となるのです。

 

制動距離はブレーキが効き始めてから
停止するまでの距離をいいます。

 

自動車が停止するまでに、このようなことが
毎回行われているのです。

 

ここまで、お話すると賢明な貴方は、運転姿勢が悪いと
何故事故が発生しやすいのかがお分かりでしょう。

 

そうです。運転姿勢が悪いと反応時間が長くなるのです。
正しい運転姿勢とは危険なときに身構える姿勢です。

 

その姿勢を作るまでに余計な時間を費やして
しまうので、悪い運転姿勢は危険なのです。

 

正しい運転姿勢はこんなにお得!

反応時間は一般的には0.75秒くらいですが
この時間で自動車はどれくらいの距離を走るのでしょうか。

 

もちろん速度が速いと多くの距離を走行します。
では、時速40キロと100キロで比較してみましょう。

 

時速40キロの場合、1秒間に11、1m走行します。
従って、反応時間の0.75秒では8.3m走ります。

 

時速100キロの場合は、1秒間に27.7m走行するので
反応時間に走行する距離は20.8mとなります。

 

しかし、運転姿勢が悪く反応時間が1秒伸びただけで
空走距離は倍以上長くなってしまいます。

 

正しい運転姿勢をとりわずか1秒でも早く
反応することで

  • 時速40キロで走行中は11m
  • 時速100キロで走行中は27m

もの距離を損しなくて済むのです。

 

停止している車に追突した場合は100%
加害者の責任となります。

 

いつでも、どこでも「安全に停止する」ことが
できるような正しい運転姿勢を保持しましょう。

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