クランクやS字カーブを上手に通過するには

クランクやS字カーブは苦手!その気持ちよ〜く、分かります!!

自動車学校での実技教習が進んでいくと狭路通過という教習項目があります。
文字通り狭い道の走行を練習します。
この狭路通過で利用するのがクランクやS字カーブと恐れられるものです。

 

運転を習い始めて間もない教習生にとってクランクやS字カーブは「なんかなければいいのに!」という厄介な存在です。
私事で恐縮ですが、若き頃に免許を取得する際に仮免許実技検定で検定中止となりました。
検定中止となったのが、クランクで左後輪を脱輪させたためでした。

 

だから、クランクやS字カーブが「怖い!」「苦手!」というあなたの悩みはとっても良くわかります。
でも、第1段階をクリアして路上教習に進むために「クランクやS字走行は避けては通れない道」なのです。

 

「そんなこと分かっているけど、どうすればクランクやS字カーブをクリアできるか分からない!」そんなあなたの声が聞こえてきますので早速具体的なお話をしていきましょう。

 

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クランクやS字は3つのポイントを抑えれば安心して通過出来ます!

仮免許試験の実技検定で中止となる理由の中で最も多いのがクランク通過時の脱輪や接触の(大)というものです。
クランク走行時にタイヤが縁石から落ちたり、ぶつかったり、車体が板などにぶつかってしまう事ですね。

 

クランクやS字を通るときに上手くいかないのには当然ですが、理由があります。
その理由はクルマの誘導が間違っているからです。
難しい表現なので、例を挙げて説明しますね。

 

引っ越しで2階にベッドを持っていくことを想像してください。
2階へと通じる階段を上がる前は狭い廊下を左に曲がり、階段を上りきったところで右に曲がり2階の寝室へ。
そう、まるでクランクのように狭くて鋭角な曲がり方をして重たいベッドを運ばなくてはなりません。

 

このような場面で、あなただったら家の壁やベッドを傷つけずに運び込むにはどんなことに注意するでしょうか?
壁とベッドが接触する危険性が一番高いのはいつでしょうか?
もちろん、曲がりの一番きついところですよね。

 

では、危険性の高い曲がり角を上手く通過するためにはどんな曲がり方をするでしょうか?
そうです。あらかじめ、曲がりこむ方向の反対の壁側にベッドを精いっぱい寄せておくはずですよね。
これが「誘導」という事です。

 

自動車が曲がるときには内輪差といって前輪が通る位置より後輪は内側を通ります。内輪差は曲がる角度に比例して大きくなります。
クランクでは直角に曲がるため普通自動車でおよそ90センチくらいの内輪差が発生します。というのは学科教習で習いましたよね。

 

話は引っ越しの話に戻りますが、ベッドを傷つけないように運ぶときのスピードはどうでしょうか?
ベッドを通す位置を慎重に選ぶためにも、危険なときは直ぐ止まれるためにもゆっくりと進みますよね。
ハイ!ここまででクランクやS字を通過するために共通して大切なポイントが2つ出てきました。
鋭い、あなたならもうお分かりでしょう。

 

  • クルマの内輪差を考慮した誘導
  • 危険なときに直ぐに停止出来て、クルマを正しく思い通りに誘導できる速度つくり

この2つが大事なポイントなのです。

 

では、大切なポイントのもう1つは何でしょうか?
ベッドを運ぶこととクルマの運転で大きく違う事はどういったことでしょうか?
その答えは「見えるか?見えないか?」という事です。

 

ベッドを運ぶときはベッドと壁がぶつからないか実際に見ながら運ぶことが出来ます。
しかし、クルマの場合は運転席から後輪や車体の先端まで見えません。
そこで、クルマの運転では見えない部分を感じる感覚「車両感覚」が必要となります。

 

3つ目のポイントは

  • クルマの死角部分を理解し感覚を身につける

という事です。

 

クランクやS字カーブは

  • クルマの誘導方法を確実に行い
  • 速度を調整し
  • 車両感覚を身につける

この3つのポイントを押さえて練習することで、あなたの運転は劇的に変わるのです。

 

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クランクやS字カーブを実際に上手く通過するには?

強い心で多くの経験をした方がいいのです!

クルマの運転には知識も必要ですが、実際に運転するという経験がなにより大事です。
クランクやS字カーブでは速度を調節し、クルマの誘導をイメージし、車両感覚に神経をとがらせて運転すると頭で分かっていても実際に運転すると難しいものです。

 

ですが、難しくややこしく感じることでも繰り返し練習することで上手行くようになるものです。
ですから、クランクやS字カーブの通過が一度や二度、いや、何度も上手く出来ないとしても落ち込む必要など全くないのです。

 

私が免許取得時クランクで脱輪し検定中止となった経験、その後指導員となり多くの教習生の方に運転を教えてきた経験から言えることはクランクやS字カーブの狭路通過では練習のときに多くのことを経験したほうが良いという事です。
クランクやS字カーブの通過で多くの経験をすると言うのは、通過できない経験を多くする事です。

 

私は免許を取得した時、友人たちの殆どは補修なしのストレートで卒業しました。
しかし、私は運転が苦手で数時間の補修をしました。
それでも、クランクで脱輪することは教習時間中には1回もありませんでした。

 

ところが、大事な検定のときに脱輪して中止となってしまったのです。
ですので、私の苦い経験からも私の教えた教習生が同じ事にならないよう教習中はいろんな経験をしてもらいました。

  • クランクやS字カーブで後輪を意識的に脱輪させる
  • 障害物に左右前方が僅かに当ててみる
  • クルマの誘導をわざと反対側に寄せてみる
  • 前輪を脱輪させてみる

これらの経験を意図的に行い体験してもらいました。

 

今、あなたが車両感覚が身につかないとお悩みでしたら教官にお願いして、ご自分の感覚と実際が合致しているか、教習車から降りて確認させて貰う事をお勧めします。
本来なら、悩んでいるあなたの為に教官が創意工夫して教えるべきですが、そうでない場合は仕方ないのであなたから動かざるを得ないでしょう。

 

そして、教習中に脱輪したり上手く通れないときは「必ず何か原因」があります。その原因は上記の3つのポイントのどれか(重複する場合もありますうが)に当てはまるはずです。
上手く出来なかった経験をご自分の感覚に加えていくと劇的に運転は良くなってきます。
そのためには出来なかった経験をご自分に活かす心構えを持つことが大切です。

 

一度に3つのポイントを身に着けられない場合は?

運転の上達が芳しくない人の共通点として「混乱してしまう」という事が良くあります。
人は誰でも複数のことを同時に判断したり行動に移すことは難しいものです。
クランクやS字カーブも3つのポイントをどれか外してしまうと決して上手くいきません。

 

ですので、慣れないうちは課題を1つずつ出来るように練習することが必要です。
クランクやS字カーブの通過では、先ず速度調整を行うことが最初となります。ですのでクランクやS字カーブに入る前微速度調整が出来る速度つくりを行います。

 

この、微速度調整が苦手な人はそれだけを何度か練習すると後の誘導も上手くいくことが良くあります。
クランクやS字カーブに入る前にしっかりとした速度調整が出来ないため、見る時間、感じる時間、調整する時間が不足するのです。
そして、速度が上手く調整できるようになったなら、クルマを誘導しますが、ここでクルマを道路の右いっぱいに寄せたり、左いっぱいに寄せる感覚が分からない方が多くいます。

 

このような場合は、教官に頼んで停止状態で運転席からの見え方を覚えると良いでしょう。
あとは、クランクやS字カーブの中で曲がるときの後輪がどの部分を通っているのか、前方は障害物に接触しないかを必要に応じて下車してみるなどという事を繰り返せば感覚はついてくるものです。

 

こうして、クランクやS字カーブに必要な要素を1つ1つ丁寧にマスターすれば誰でも安心して安全に通過出来るのです。

 

クランクやS字カーブの通過はやり直しがきくのをご存知ですか?

クランクで脱輪して検定中止となった私ですが、クランクやS字カーブの中で脱輪しても直ぐに停止してバックしてやり直せば一発中止にはならないことを指導員になるための勉強で始めて知りました。
検定時に脱輪した場合、20点の減点となりますが、脱輪して1.5メートル未満で停止すれば中止にはならないのです。

 

ですが、この1.5メートルという距離は長いようで短く運転中脱輪しこの距離で停止するのは非常に難しいものです。
ですので、最良の方法は脱輪したり接触したりする前に停止してやり直すことです。
クランクやS字カーブで中止となった教習生には「もしかすると危ないかも?」と感じながらもそのまま通過してしまった方が意外と多いものです。

 

指導員の中にはもしかすると教習生の方に「危ないときは停止してやり直せば良い」という事さえ伝えていない人がいるようです。
危ないときは勇気をもって停止し左後方と右後方をしっかり確認してバックしてやり直せば私のように検定中止になることはないのです。

 

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まとめ

クランクやS字カーブを危険性が極めて少なく通過するには3つのポイントを押さえて運転することが重要です。

微速度調整

先ず、一つ目のポイントはクルマを思い通りに誘導したり、通行位置を把握するには速度の調整が不可欠です。
クランクやS字カーブでは、今にも止まりそうなくらいの速度を作って通過することが大事なポイントです。

車両感覚

クルマの誘導を上手に行うには内輪差を考慮し道路の左右いっぱいに寄った感覚、曲がるときの後輪の位置などを把握しておき事が必要です。
ご自分のイメージと実際との誤差がおよそ20センチ以下になると良いでしょう。

クルマの誘導

クランクやS字カーブを安心して安全に通過するには誘導が上手くいかなければなりません。
繰り返しイメージトレーニングを行い誘導方法を身に付けましょう。

 

そして、最後にクランクやS字カーブの通行は危険時に停止できるか否かの能力も見極められるという事を知っておいてください。
運転免許を取得しないと運転出来ない理由は、道路での危険防止と安全と円滑を図るためです。
クランクやS字カーブで脱輪や接触しそうな時の危険防止とはどういったことでしょうか?

 

そうです。
先ずは、停止することです。
そして、危険を無くして安全な方法でやり直すことです。

 

ですから、危ないと感じた時は停止して、やり直す勇気を持ってください。
後方の確認をしっかり行いテキパキと行動すれば減点はありません。
むしろ、検定員からは好印象を持たれるでしょう。

 

それでは、3つのポイントを押さえ、危険なときはやり直す勇気をもってクランクやS字カーブを克服してください!

 

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