MT車の運転ではこんなことに留意して

速度で選択するギア

自動車に加わる自然の力

マニュアル車には、ギアを交換する
シフトレバーがついています。

 

このシフトレバーを操作してギアを選びますが、
ギアを変える理由が理解されていない事が有ります。

 

マニュアル車のギアは一体何の為に
存在するのでしょうか。

 

それは、「自動車に加わる自然の力」に対応するためです。
自然の力?難しいことになってきました。

 

しかし、ここではそんな難しい話ではなく
簡単な話にしましょう。

 

自動車が停止している状態から
動き始める時には大きな力が必要です。

 

そして、速度が上がるに従い
力強さは少なくてすみます。

 

自動車に加わる自然の法則の一部です。
簡単なことですよね。

 

歯車を利用したギア

自動車のエンジン自体は力の強さを
変える事ができません。

 

そこで、利用されるのが歯車となるのです。
歯車の組み合わせを変えることでギアとして機能させます。

 

トランスミッションと呼ばれるボックスに
いくつもの歯車が噛み合ってギアを調整します。

 

ギアの原理は、直径の異なる歯車の
組み合わせで発生する力を変えるものです。

 

エンジンから発生する回転数を大きな力に
代えたい時は、直径の大きな歯車を使用します。

 

この大きな直径の歯車自体の回転数は
小さなものとなります。

 

逆に、必要な力が少なくなれば
直径の小さな歯車で良くなります。

 

そして、小さな歯車自体は
大きな回転数を生んでくれます。

 

ギアはこのような歯車の特性を利用して
エンジンからの回転数をコントロールします。

 

ギアの種類と選び方

前述のように停止している自動車を
動かし始めるには大きな力ガ必要です。

 

そこで、トランスミッション内の歯車は
大きな歯車を使用します。

 

この大きな歯車を選択するため
シフトレバーでギアを選択します。

 

そのギアの位置は
「ローギア」或いは「1速」と呼ばれるものです。

 

ローギアの選択=大きな歯車なので
大きな力を得ることが出来ます。

 

力の必要な発進にピッタリのギアです。
しかし、この大きな歯車は回転数が遅かったですよね。

 

自動車が発進して速度が上がってくると
エンジンは多くの回転を要するようになります。

 

すると、エンジンが高回転になり
大きなエンジン音を発生させます。

 

エンジンの回転が大きくなるので
燃料も多く使ってしまいます。

 

そこで、速度が上がってきたときは
1段階小さ目の歯車を使用します。

 

これが、「2速」或いは「セカンドギア」
と呼ばれるギアです。

 

セカンドギアで走行中、更に速度が上がった時は
「3速」「サードギア」へ変えていきます。

 

そして、更に速度が上がった場合
「4速」「トップギア」、更に「5速」「オーバートップギア」となります。

 

このようにギアには

  • 「一速」或いは「ローギア」
  • 「一速」或いは「セカンドギア」
  • 「一速」或いは「サードギア」
  • 「一速」或いは「トップギア」
  • 「一速」或いは「オーバートップギア」
  • 「バックギア」

などがあるのです。
バックギアは自動車をバックする時に使用します。

 

ギアと速度の関係

如何でしょうか。
ギアと速度の関係、ご理解いただけましたか。

 

ギアの選び方については、自動車教習所やネット上で
教習生の方がよく疑問に感じているようです。

 

例えば、「ギアはセカンドからローに落とすの?」
というような疑問もあるようです。

 

当サイトの「歯車を利用したギア」「ギアの種類と選び方」
をお読みになった方は、既にご理解頂いています。

 

しかし、ギアの選択理由をよく理解していない方が
このような疑問を持つのはもっともな事です。

 

マニュアル車のそれぞれのギアには走行できる
幅が有ります。

 

ローギアでもセカンドギアでも走行できる
速度が存在します。

 

しかし、セカンドギアで走行できる速度を
ローギアで走行する事は良い選択ではありません。

  • エンジン音が大きくなる
  • 燃料の消費が大きい
  • アクセルの調整が難しくなる
  • 自動車に悪い影響が発生する
  • 乗り心地が悪い

等の影響があるからです。

 

逆にローギアでしか走行できない速度を
セカンドギアで走行すればエンストしてしまいます。

 

従って、セカンドギアからローギアに変える操作は
速度の状況によって当然ありえることなのです。

 

ギアは一般的に速度の変化で
変えていくとう概念で正しく選択していきましょう。

 

補足

上記説明において
ギアは速度で選択する事を主体に記載しています。

 

しかし、正確には自動車にかかる荷重
というような表現が妥当です。

  • 坂道と平地の違い
  • 同乗者や積荷の状態

などによって自動車にかかる
荷重の大きさが違います。

 

例えば、上り坂と平地では自動車に
上り坂の方が大きな力を要するものです。

 

この場合、当然走行速度もギア選択の
条件になりますが、上り坂の負担も考慮します。

 

同様に一人で運転している場合と
同乗者を載せている場合でもギア選択条件は変わります。

 

積荷が重い場合はその分負担が大きいため
ギアの選択を変える場合も有ります。

 

補足としてマニュアル車のギア選択は
速度だけでは無い事を付け加えさせていただきます。

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