縦列駐車が目印で行われる理由とは

目印教習とは

自動車学校では目印教習を行うことがあります。
目印教習って何のこと?疑問に思う方も多いかも。

 

目印教習とは自動車学校の設備(ポールなど)の
見え方で目印を決め自動車を操作することです。

 

「あのポールが自動車のこの位置に来たときハンドルを2回転させる」
などという事を覚えて運転操作を覚えることです。

 

 

このような目印教習は実際の運転に
役立つものではないので絶対にやめるべきだ。

 

そう感じている方も多いかもしれません。
実は教習指導員を目指す頃の私はそう信じて疑わない一人でした。

 

目印で教習なんてあるべきではない、と思っていました。
でも、そんな私の信念はある先輩指導員の一言で崩れ去ってしまいました。

 

目印教習が全否定できない理由とは?

教習指導員になる場合は、教習方法を学ぶため
実際の教習を見学することがあります。

 

私の目印教習はあるめきでない、という思いが崩れたのは
縦列駐車を行う指導を見学した時の事でした。

 

教習を担当したのは当時30代でありながら検定員の資格を持ち
人間的にも尊敬できる先輩指導員でした。

 

そんな尊敬している先輩指導員がどんな教習をするのか
内心ワクワクしながら教習を見学していました。

 

縦列駐車の練習はいきなり検定で使用される場所で
行わず大きな広場で始まりました。

 

ポールを利用してバックでの速度調整の復讐から始まり
バック時で方向を変えるときの動きと危険個所の把握。

 

 

更に誘導方法を反復練習します。
私は尊敬する先輩指導員の教習を拝見し流石だと感動しました。

 

しかし、その思いは数分後にもろくも崩れてしまいました。
それは検定時に縦列駐車を行う場所でのことです。

 

その教習とは、縦列駐車を行う場所に行き
最初の2回は教習性の方が思うように駐車してもらいました。

 

1回目は浅く入って枠内には収まらず、2回目は深く入りすぎて
車の頭だけが枠外に出てしまいました。

 

私は今後どのような指導で先輩指導員が
教習するのか固唾を飲んでみていました。

 

でも、そのあと先輩指導員から思わぬ言葉が発せられました。
「じゃあ、今から100%成功する目印を利用した方法を勉強しましょう」

 

私は尊敬する先輩指導員から
目印という言葉が出たことに大きなショックを覚えました。

 

その後、教習は進み縦列駐車は先輩指導員が言うように
100%の確率で成功するようになりました。

 

ここから私が自分の浅はかな考え方を改める
先輩指導員の目印教習が始まりました。

 

先輩指導員は、せっかく100%成功できるようになった縦列駐車を
わざわざ失敗させるように仕向けたのです。

 

  • 最初の駐車位置を縁石側に寄せる
  • 最初の挿入時期を早くする、遅くする
  • 挿入後のハンドルの戻しを遅らせたり、早くさせる

 

このようなことを行い対処方法を教えていったのです。

 

広場での危険個所の確認や車の動き方などが出来ているため
この教習性の方はなんとか対応していけました。

 

そして、教習終わりの講評時に先輩指導員は
教習性の方に深々と頭を下げこう言ったのです。

 

「本日は縦列駐車の教習でしたが、○○さんの感覚だけで
縦列駐車が出来るまでの成果が出せずに申し訳ありません。」

 

更に先輩指導員は続けました。
「でもバックでの縦列駐車を行う時の危険個所の把握や
誘導の仕方などは理解できました。」

 

「免許を取って運転する自動車が決まれば
本日の教習で学んだ事を活かせれば充分だといえます。」

 

「そして、今日の目印については感覚が身に付けば
応用が利くので全く無駄とは言えません。」

 

先輩指導員は目印教習を全面的に肯定するのではなく
否定することなく将来のため活用することで教習に取り込んでいました。

 

縦列駐車の目印教習は何故必要?

縦列駐車の教習について2016年現在は路上教習時に
実施されていますが、昔は場内教習で行われていました。

 

現在の第一段階で行われていました。
ですので余計に教習時間が不足していました。

 

こうしたことからも、すべての方に対し縦列駐車を
運転者の感覚だけで行っていたら教習時間が不足してしまいます。

 

教習時間の削減のため
縦列駐車の目印教習はどうしても必要となるのです。

 

そして、前述のように目印教習を活用することで
感覚や誘導方法が身に付くこともあります。

 

 

また、運転歴30年以上の私自身の運転を分析してみると
目印的なものを利用していることが結構存在します。

 

駐車場で駐車する場合、バックで行うことが多いのですが
ハンドルの切り初めは障害物の見え方で決めています。

 

これくらいでハンドルを切り始める。
これくらいが目印的存在となっています。

 

車を誘導する感覚、車両感覚が目印的なものと
相混じって運転しています。

 

こうしたことから目印教習がすべて悪者とは限らないのです。

 

しかし、車両感覚や誘導感覚を無視した
目印だけの教習は意味がなく危険です。

 

縦列駐車の過程で危険個所がわかっていない場合
接触や脱輪で一発中止、安全不確認で大幅な減点となります。

 

免許を取得した場合は事故や車 設備の破損などに
つながり取り返しのつかない事になります。

 

縦列駐車の目印教習は上手に活用することで
効率的に安全な駐車方法を学ぶことが出来る方法の1つだといえるのです。

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